CAMIEL FORTGENS #2
こんにちは。THIRD PLACEの西脇です。
それでは今日もカミエルについて話していきます。
僕がカミエルを好きな理由は、「日常」を大切に考えながら洋服を生み出しているからです。
もう聞き飽きたと思われるくらい、僕が服を選ぶうえで「日常」という視点は欠かせません。
生活の中で着られる服。生活の中で着たいと思える服。
まず、その前提にカミエルとの共通点を感じています。
これまでベーシック、スタンダードな洋服をベースに、それを変わらず発信し続けることが多かったため、カミエルのようなコレクションブランドと仕事をする経験はありませんでした。
デザイナーが決めたテーマの中でそれぞれのピースが決まって、ひとつのスタイルになり、ショーを行う。
ブランドの精神は変わらないけど実際の洋服はシーズンごとに変化していく。
自分の仕事では意図的に「変わり過ぎない」を大事にしてきました。
だからこそ、シーズンごとに変化していくコレクションブランドを、自分はちゃんと扱えるのだろうか。そんな不安がありました。
デザイナーズを多く取り扱うお店さんでは当たり前の感覚だと思いますが、そういった部分は初心者だったので。
自分の基準を捨てるのではなく、自分の基準を持ったまま、新しいものを受け入れられるのか。
そういう気持ちにさせてくれたのが、カミエルなんです。
シャツやパンツ、ジャケット、ブルゾンなど。
特徴的なデザインのものから、取り入れやすいスタンダードなものまで、どちらの要素も取り入れました。


CAMIEL FORTGENS "BIG SHIRT" ¥85,000+TAX
CAMIEL FORTGENS "CHORE JACKET" ¥88,000+TAX
PANTS: ISSUETHINGS for THIRD PLACE "type333"


CAMIEL FORTGENS "DOUBLE SLEEVE SHIRT" ¥85,000+TAX
SCARF: extreme cashmere "bandana"
SWEAT: JERZEES × THIRD PLACE "CREWNECK SWEAT"
PANTS: ISSUETHINGS for THIRD PLACE "type333"


CAMIEL FORTGENS "SIMPLE PANTS" ¥125,000+TAX
PARKA: JERZEES × THIRD PLACE "HOODIE SWEAT"


CAMIEL FORTGENS "SUIT PANTS" ¥125,000+TAX
KNIT: YOKE "Cashmere Crewneck Sweater"


CAMIEL FORTGENS "FLEECE ANORAK" ¥123,000+TAX
SHIRTS: WELL "Button Position Shirt"


CAMIEL FORTGENS "WORKER JACKET" ¥137,000+TAX
CS: ISSUETHINGS "TYPE126"
PANTS: TOZAOU "Doorman Pants"


CAMIEL FORTGENS "PUFFED SIMPLE JACKET" ¥157,000+TAX
KNIT: YOKE "Cashmere Crewneck Sweater"
PANTS: YOKE "Cashmere Knit Pants"
今期のマスターピースになっているISSUETHINGSとの別注スラックスやWELCOME-RAINのデニム、JERZEESのスウェット、そして先日三浦ブログで紹介してくれたYOKEのカシミアシリーズ。このあたりと一緒に楽しみたいイメージをしていました。
自分目線で言えば、いつものデニムスタイルにカミエルのシャツを着る。
いつものスウェットにカミエルのパンツを穿く。
それだけですこし新しくなる。このくらいの温度感をオープンからお店で提案してきました。
カミエルの洋服の特徴は日常の衣服や身近なものを着想源にしながら、既製服の定型を再解釈していることもあり、自分が選んできた、提案しているスタイルにも接点を感じています。だから相性が良いと思っています。
だけどやっぱりカミエルの魅力は、引いて見ただけでは分かりません。
近くで見ないと分からないんです。







カットオフの処理、ボタンの間隔、あえてずらしたディテール。




部分ごとに異なる素材、初めて見るオリジナルパーツの数々。
こうしたアプローチこそが、僕がカミエルに惹かれる最大の理由です。
ちゃんと見ないと分からないよ!というメッセージが本当に好き。
普通だけど、普通ではない。
破壊はしないけど、変えたいとこは変える。
合わせるとこは合わせるけど、自分のままでもいる。
決して奇抜でありたいわけではない。
既製服の形を大きく壊すのではなく、変えるべきところに手を加える。
その静かな意思が、ディテールに表れていると思います。




そして僕に新しい感覚を教えてくれたのが「重ねる」ことです。
窪野は普段からレイヤリングが大好きなので、この前彼がブログにも書いていたこのアイテムもカミエルに早速取り入れていました。
一方で、引き算で考えることが多い自分は、年々、服を重ねることに抵抗感がありました。
特にシャツの裾がジャケットやブルゾンから出るのが苦手だったのですが、カミエルの場合はむしろ「それが良いんです」。
実際に試していただくと分かりますが、本当に嫌味がありません。

そして何より驚くのが、洋服のクオリティがかなり高いことです。
カミエルの洋服は、ヨーロッパ各地、主にポルトガル、ウクライナ、ブルガリアにある小規模なアトリエで、個人的なつながりのある職人たちによって手作りされています。
工業用なものづくりとは異なるアプローチによって、着込まれたような風合いや、不均一さの中にある人間味や温もりが生まれています。
生地も、日本、イタリア、英国の織物工場や製造工場から、高品質で実用的なものを選んでいます。
デザイナー自身が生産現場に足を運び、職人たちと関係を築きながら、求める質やデザインを実現できる環境を整えていることも、カミエルのものづくりを支えているのだと思います。
流行追うことだけでは生まれない、長く付き合っていける服としての魅力も感じています。

なぜ自分がアムステルダムのブランドに惹かれるのか。最近、少しずつ言葉にできるようになってきました。
「extreme cashmere」「de dam foundation」、そしてCAMIEL FORTGENS。
3つのブランドとの出会いは、今まで大切にしてきた日常やスタンダードを手放すのではなく、それらを別の角度から考え直すきっかけに出会った。
今は、そう思っています。
さて、カミエルの26AWコレクションがすべて揃いました。
10月14日(水)より店頭で実際に見て、選んでいただけます。
オンラインは週末10月17日(土)の夜頃にアップできたらと思っています。