カシミヤニットの理想形
こんにちは。THIRD PLACEの三浦です。
シルバーウィークが終わりいつものゆったりとした日常が戻ってきました。
いつも大型連休の期間にお会いできる遠方のお客様も沢山いるので、久々に皆さんの顔を見ることができて嬉しかったです。
COLBOやCAMIELなどのインポートブランドもまとめて到着し、店内が一気に新鮮なラインナップになりました。
前回のブログでもお知らせしましたが、レディースの仕入れが今シーズンから本格スタートし、BELPER、KAYLE、そしてErnie Paloのレディースコレクションも到着したので、お店としても一層盛り上がっています。
今回レディースとしてはカラー物や柄ものを増やしてみたり、メンズに比べても独特のデザインの物が多いので、色んな意味でとても華やかになりました。
今までユニセックスとして提案していた雰囲気とはまた違った提案ができると思います。
この連休中は実際に女性のお客様にも見ていただき、サイズ選びの難しさだったりレディースならではの着こなし方など、私と同じ悩みをお持ちの小柄体型の皆さんに特に興味を示していただけました。
26SSまではできなかったスタイル提案ができるようになり、このTHIRD PLACEで新たにレディースブランドを展開する意味みたいなものも早速実感できたような気がしています。
それに加えて、この秋冬はよりユニセックスのブランドにも力を入れていて、去年までは主に男性を想定してご用意していたアイテムも、女性も綺麗に着られるように一つサイズダウンしたものを加えてみたり、女性視点で「良い!」と思ったアイテムを私なりにピックアップしてみました。
私くらいの体型(155cm)から165cmくらいの方にも着ていただけるようなものが増えたので、より幅広い体型の方にご紹介できるようになったと思います。

THIRD PLACE中でその代表的なブランドの一つが”YOKE(ヨーク)”です。
お店のオープン以前からお付き合いのあるブランドでもあるので、個人的にも思い入れが強く、私のクローゼットのかなりの割合を占めているブランドでもあります。
ブランド自体がユニセックスで提案し続けていることもあり、比較的小柄な方でも着られるものが多いので、当店でも女性の支持率がとても高いです。



メンズウェアとしての端正な仕立てでありながら女性の身体にも自然に馴染むようなデザインで、一癖加えた素材感や加工がユニークで服好きの好奇心をくすぐるポイントが沢山詰まっています。
しかし、あくまでも日常着の域を超えないその絶妙なバランス感に私自身とても惹かれており、改めて今シーズンは自分が着たい服だったり、女性に着て欲しい服を想像しながらセレクトをしました。
YOKEを知っている方もそうでない方も、このAWをきっかけに興味を深めていただけたら嬉しいです。

まずは以前の西脇のブログに、YOKEについての事が記載されています。
パリで初めてランウェイショーを開催した今期(26AW)のコレクション。そんな記念すべきシーズンでもあります。
デザイナーの寺田さんの今のリアルな心情やこれからのYOKEの展望なども含めて、皆さんにもブランドの世界観を感じていただきいですし、私たちのフィルターを通してのブランドの良さを120%伝えていきたいと思っていますので引き続き楽しみにしていてください。

さて本題へ移ります。
YOKEは2018AWシーズンよりスタートし、今年で9年目という比較的キャリアのあるブランドですが、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
今となってはレザーアイテムやコート、ジャケットなど幅広いアイテムで名が知れ渡るきっかけになっていると思いますが、古くからご存じの方はYOKEといえばまずニットを想像する方が多いのではないでしょうか?
ブランド初期の頃を思い出すとラインナップとしてニット製品が多数を占めていて、それは今でも継続されています。
私なりに改めて過去を振り返ってみてもやはり、寺田さんの得意分野は今でもニットなのかなと感じています。
私もYOKEのニットが大好きです。
様々な技術と素材の特性を活かして作られた他のブランドでは見ないような斬新なデザインが毎回私たちをワクワクさせてくれます。
そんな数あるニットの中でも私から今日ご紹介したいのは、”とびきり”のメニュー。
THIRD PLACEとの親和性も高く、スタッフ3人満場一致でセレクトが決まった「カシミアニットシリーズ」です。

“Cashmere High neck Zip Blouson”
COL: BEIGE
SIZE: 1 / 2 / 3
¥86,000 +TAX
“Cashmere Knit Jacket”
COL: CHARCOAL
SIZE: 2 / 3
¥82,000 +TAX
“Cashmere Crewneck Sweater”
COL: GRAY / CHARCOAL
SIZE: 2 / 3
¥78,000 +TAX
“Cashmere Knit Pants”
COL: GRAY / CHARCOAL
SIZE: 2 / 3
¥86,000 +TAX
ご存じの通りカシミア製品に目がない私たちですので、これらはまず初めに飛びついたアイテムたちです。
外モンゴルのモンゴリアンカシミアを100%贅沢に使用したコレクションで、ジャケット、ドライバーズ、クルーネック、パンツの全4型を展開しています。

デザインは至ってシンプル。
YOKEのニットといえばモヘアのカラフルなニットだったり、編みで柄を表現したような華やかなアイテムを想像されたかもしれませんが、これはその逆。
ある意味全然YOKEらしくないメニューかもしれません。笑
いつも私たちは、どちらかというと目に見えない部分で寺田さんが拘ったであろうポイントに惹かれてしまう癖があります。
もしかすると数あるコレクションの中にいると埋もれてしまうような地味なアイテムかもしれませんが、そんな縁の下の力持ち的なメニューにも是非フォーカスしてみてほしいという気持ちです。

その拘りの糸についてまずご説明します。
今回YOKEが採用した外モンゴルのカシミアの毛は平均40mm以上と一般的なカシミア毛より6~8mm長く、糸の芯に少しコシを感じられる丈夫さがあります。
保湿性、通気性にも優れ、長年愛用していただける毛玉になりにくいという点も魅力。
マイナス40度にもなる過酷な大自然で育つカシミアは、中国の内モンゴル産などに比べても原毛が太めでより丈夫なのだそうです。
当店でお取り扱いのあるもので言うと、extreme cashmereのニットが内モンゴル産なのですが、産地が違うことで糸の風合いも異なり、それが各ブランドの色として反映されます。
同じカシミヤと一括りにしても全然違うので、色々と着て、触って比べてみるのも面白いです。

それを念頭に置いていただいた状態で初めに皆さんにお伝えしておきたいのが価格。
このシリーズの価格レンジは税込¥85,800〜¥94,600です。
カシミアオタクの方はお気付きかもしれませんが、どれも10万円アンダーで収まっているのが結構驚きではないですか?
世の中に出回っているカシミア製品の中でも決して安い方ではないですが、extreme cashmereやHERILLのカシミヤは100%で仕立てようとするとどうしても10万〜20万を覚悟しておかないとというイメージです。
使っている糸の量にもよりますが、量が増えるほど勿論値段も上がりますし、このYOKEのニットは特にこの肉感が特徴でもあるので私たちももっと高い想定をしていましたが、この価格設定には正直驚きです。

その理由の一つとしては、今回採用した外モンゴルの毛は繊維が長く、繊維が長いことが生産時の廃棄ロスの少なさにも繋がっているそうで、余分なコストが発生せず価格も抑える事ができるそう。
勿論品質として優れていることは間違いありませんが、製品化した際に環境にとっても私たち消費者にとってもメリットしかないことはとても素晴らしい事です。

そんなYOKEのニットを私も早速購入させていただきました。
私はずっと欲しかったニットパンツを。ようやく理想のものに出会えました。

先ほどもお話ししたこの"肉感"。
YOKEが提案するこのカシミアニットはギュッと詰めて編むことでスウェットのような雰囲気を持たせ、いい意味でラフに(カジュアルに)着られるカシミヤニットとしてご提案しています。
実際に触っていただくと分かりますが、もっちりとした厚みがあり着た時のハリ感や存在感も独特です。
言うなれば、「カシミアのスウェット」のような雰囲気にとても惹かれました。
スウェットパンツが大好きでよく穿きますが、冬に穿きたいと思えるものになかなか出会えず、それの代替えとして普段はニットパンツを重宝していました。

Antwort "LEATHER PIPED COTTON GABADINE JACKET"
YOKE "Cashmere Knit Pants"

refomed "Sebiro JACKET"
YOKE"Cashmere Knit Pants"
私が冬のパンツに求める事として、楽な穿き心地と、保温性。それに加えてツラの良さも大事ですよね。
スウェットパンツだとなかなかその見た目の美しさだったり品の良さを出すのが難しかったりするので、デザインは勿論、シーンやシチュエーションを選んで穿いています。
私の理想はちょっと良いディナーにも穿いていける事。このニットパンツはそれが実現可能だと思いました。
度詰めで編むことによって生まれる生地の艶感とパンツとしての立体感がニットパンツ特有のラフさを軽減してくれていて、とても品の良い一本に見えるんです。


それに加えて穿き心地の良さも担保し、気を効かせた細部のギミックも抜かりがありません。
ウエストはゴムとドーローコード、裾はスピンドルで調整が可能。
これならスニーカーも革靴もどちらも合わせられそうです。

YOKE "Cashmere Highneck Zip Blouson"
ISSUETHINGS "type127(SHIRT)"

YOKE "Cashmere Knit Jacket"
ISSUETHINGS "TYPE126(TURTLE KNIT)"
ISSUETHINGS for THIRD PLACE "type333(TROUSER)”
これ以外のトップス3型にも同じことが言えますが、普段使いする時に気負いせずに着られる許容の広さがあり、ついつい気軽に手に取ってしまうような親近感もある気がしています。
このカシミヤシリーズは今期のTHIRD PLACEにとって欠かせないアイテムであることは間違いありません。
今シーズンはこのカシミアをしっかりと皆さんにお伝えできるように、ある程度しっかりと数もご用意しましたので、冬までにじっくりと好みの一着を見つけていただきたいと思います。
今日は主にYOKEの事と、YOKEの作るカシミヤについてお話ししましたので、次は各アイテムの詳細やお勧めのスタイリングについてもお話しできればと思っていますので、是非そちらも気長に待っていてください。
もし今日のブログで興味を持ってくれた方がいたらぜひ店頭でお試しください。
オンラインにも既に掲載していますので、そちらで詳細もご覧ください。
(ONLINE STORE: https://thirdplace.nagoya/collections/yoke)