僕でも着れるコート
こんにちは。THIRD PLACEの窪野です。
先日発表されたYOKE for THIRD PLACEの別注コートについて、昨日の三浦に続き、本日は僕からもお話しさせていただきたいと思います。
YOKEは、三浦と西脇が前の店舗で長く共にしてきたブランドということもあり、関係性が深く僕から見ると家族のような存在と感じています。
僕自身、直接的な関わりはありませんでしたが、以前の店舗ではYOKEのPOP UPのお手伝いや、別注アイテムの撮影に同行するなど、スポットで関わる機会は何度かありました。ただ、実際にお店で取り扱うのは、THIRD PLACEに来てから今回が初めてです。
これまでもYOKEの服はチェックしていましたが、ブランド全体を知る機会はありませんでした。THIRD PLACEに来て初めて展示会を見て、改めてYOKEの服が好きだなと感じています。
理由としてはすごくシンプルで、新鮮さはありながらも日常的に取り入れやすいからです。

今回作っていただいたコートもシンプルながらもしっかりと特徴があり、日常に寄り添ったバランスになっています。
まずは、形。
今回の別注コートは、100cmを超えるロングコートではなく、着丈がサイズ2で81、サイズ3で83cmのミドル丈で日常でも取り入れやすい長さです。


僕はここ数年コートを着ていませんでした。
それは、カジュアルなスタイルが好みだからということもありますが、一番の理由は動きにくいからです。
何度かブログでもお伝えしていますが、自転車通勤ということもあり短丈のアウターを選ぶことが多いです。めんどくさがりな性格もあって、休みの日も結局は動きやすいものばかり。
実際に100cm以上のコートを持っていますが中々着る機会がありません。
ただ、年齢を重ねるにつれて結婚式やパーティに出席する機会も増え、コートが欲しいという気持ちも高まってきました。
とはいえ、今の自分が求めているのはロングコートではありません。
コートらしい雰囲気がありながら、日常的にも気兼ねなく使えるもの。それが今回のコートです。
ロングコートほどかしこまった印象にならず、ほどよい抜け感がある。お尻が隠れ、太ももの中間あたりまでを覆う着丈なので、膝まわりでもたつくこともありません。
きちんとした場面にも対応できて、普段のカジュアルなスタイルにも自然に馴染む。そんなバランスが、今の自分にはちょうどいいと感じています。


それだけなら、探せばほかにもあるのでは?と思うかもしれませんが、ディテールが僕は気に入っています。
襟と袖の裏側に施されたデザイン。折り返したり、襟を立てたりしなければ見えない部分ですが、こうしたディテールがあることで、着方によって表情に変化が生まれます。
一見シンプルでありながら、しっかりと特徴がある。そして、その特徴をどこまで見せるかも着る人次第。そんな選択肢を残しているところに惹かれています。
実はデザインモデルから少しだけ僕の意見を加えさせてもらったのが、首元なんです。チンストラップの大きさを少し小さく、首周りも数センチ広げていただきました。
もともとのデザインでは、首元を閉めたときにチンストラップの四角い形が少し強く出るのが気になりました。また、肉厚な生地によって袖にも立体感が生まれるため、首元は詰まりすぎず、窮屈に感じないバランスにしたいと考えました。
出来上がったときは、とても嬉しかったですし、まさに理想の形でした。
カチッとしすぎず、ほどよい抜け感のある首元になったと思います。


Ernie Palo "Standard Shirt (SAX)"
YOKE "Cashmere Crewneck Sweater(CHARCOAL)"


TOZAOU "Corduroy Smock(C-GRAY)"
TOZAOU "Corduroy Pants(C-GRAY)"
roa shoes 店頭発売中
ほぼ毎回ブログでお伝えしていますが、僕の今年のテーマは重ね着です。(1,2,3)
シャツ、ニット、プルオーバーや小物。秋冬は単調になりがちだからこそ、様々なアイテムを掛け合わせて奥行きを出していきたい。
メンズは歴史や伝統からフォーマットがあるように見える一方で、レディースのスタイリングやアイテムを見るとファッションの自由度が広く憧れます。
だから自分が着るなら、重ね着と決めていました。ツルッとした質感や動きのある生地感とは合わせない。綺麗な革靴でも合わせない。表情のある生地や履きやすいビブラムソールで合わせる。
頑張って服を着たくありませんし、日常生活の中でストレスはかけたくありません。
このコートは無骨な印象のカーコートをベースに色物にも馴染むチャコールの上質なウールカシミアの生地を使っています。
カーコートといって全面レザーなら僕は選ばなかったと思っています。取り扱いに気を遣いますし、強いから。
元ネタ、ディテール、素材、サイジング。
序盤にもお伝えした、きちんとした場面にも対応できて、普段のカジュアルなスタイルにも馴染む。
僕はいつもの服にバサッと羽織れるくらいこのコートは締めてくれる安心感と信頼があるから好きです。色んな要素を考えて探しても意外とないのがこのミドル丈のコート。
セレクトショップだからこそ僕は僕らしく色んなブランドと掛け合わせて楽しみたいです。
最後になりますが、THIRD PLACEでセレクトしているYOKEは、誰もが日常に取り入れやすいベーシックなアイテムが中心です。
派手さはありませんが、どれもYOKEらしさとTHIRD PLACEらしさが感じられる、日常に根差したリアルなアイテムばかりです。
今回のミドル丈のコートも、日常着として気負わずに着られる、親しみやすい一着になっています。
普段着としても、結婚式などの少し特別な場面でも。その時々のシーンやライフスタイルにそっと寄り添ってくれる。そんな安心感のある、YOKEとTHIRD PLACEらしい別注コートになったと思います。
11/3(火)デザイナーの寺田さんもご来店してくださる貴重な機会ですので、このコートをきっかけに是非お店にいらしてください!
それでは、アンカーの西脇に渡します。