YOKE(ヨーク)
こんにちは。THIRD PLACEの西脇です。
先月、26AWシーズンの買い付けでパリに行ってきました。
年2回パリに行っていますが、今回の出張もたくさんの洋服と人に会うことができて、とても充実した時間を過ごせました。
買い付け以外にも、はじめてヨーロッパチームと一緒に3月にTHIRD PLACEで行うイベント(3/20-22)に向けて撮影を行い、仕上がりが待ち遠しいです。来月皆さんに見ていただける準備を進めているので楽しみにしていてください。
そしてありがたいことに買い付け、撮影に加えて、ランウェイショーも3つのブランドから招待していただき、見てきました。
お取り扱いはしていませんが交流のあるssstein(シュタイン)。そしてTHIRD PLACEでご紹介しているCAMIEL FORTGENS(カミエルフォートヘンス)とYOKE(ヨーク)。
どのブランドのショーもそれぞれの人柄と世界観が見える内容でとにかく素晴らしかった...。
相当の時間を掛けて準備し、現地で戦う姿を見ると、やっぱりファッションってすごい!!! と、ただただ噛み締めるばかりで....。
間違いなく、今、日本のブランドが世界で躍進、注目されているのが、パリにいると感じます。日本のブランドが日本のもの作りの良さを世界に伝え続け、ファッションとしてもどんどん認められていくのは、わたしもとても誇らしく、嬉しい気持ちになります。
そこで今日ははじめてパリでショーを行ったYOKEのお話をさせてください。
(カミエルについては後日お話します)


昨年、YOKEは「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026」を受賞し、パリでランウェイショーを行いました。
YOKEのデザイナー寺田さんとはお付き合いももう長くて、これまでにもいろいろなことを一緒に取り組んできました。パリでショーを行う目標もずいぶん前から聞いていたので、実現した今、わたしも本当に嬉しかった...。
実はパリ前に、夢を実現する寺田さんの気持ち、これからのYOKEをどう目指していくのか、どうしても聞きたくて、連絡させていただきました。本当に忙しい中、連絡をするのは...と思いながらも「お客さんに伝えてほしいので!!!」と了承していただきました。
わたしが特に聞きたかった4つの質問を今回させていただきました。
そしてショーを行う2日前、返信をいただきました。

① パリが目前となりましたが今どんな気持ちですか。
初のパリでのランウェイということでのプレッシャーも大きく、とにかくサンプル依頼に、パリの打ち合わせ続きで、決断決断の連続でいろんなプレッシャーでかなり大変な日々でした。
今はパリに来てコーディネート組やモデルオーディションを進めていくうちに、段々と楽しみの方が増してきています。
学生時代から憧れていたパリでのランウェイです。当時の自分からしたら夢物語で全く現実的な話ではなかったですが、夢から現実が近づき、あと数日で本番です。
今これまでの道のりを振り返り、とても感慨深い気持ちでいっぱいです。
② パリで何を一番伝えたいですか。
YOKEらしい日本のクラフトマンシップを伝えたいです。
それは日本の素材や縫製技術の高さもあります。更には自分のアイディアに対してそれも最善で答えてくれる工場さんや生地屋の日本の皆さんのこだわりの強さが洋服に宿っていると思っています。
服そのものより、その背景にある体温のようなものを感じてもらえたら嬉しいです。

③ 今YOKEが目指していること、挑戦したいことを教えてください。
パリを通してよりブランドの核をより深く掘り下げたいと思っています。今までやってきたことを更にブラッシュアップし、素材、パターン、デザインプロセスをもう一度見直しながら、丁寧に再構築していきたい。より精度の高い洋服を作り、パリの舞台を経験し国内でも海外でも通用するブランドにしていきたいと思っています。規模を大きくするというより、世界のどこでも“YOKEらしさ”と感じてもらえる空気感を届けることを目指しています。そのために海外での店舗展開もいつか作りたいと思っています。
④ 「今まで」のYOKEと「これから」のYOKEで何か新しい変化はありますか。
パリに向けて少し今までにはないカジュアルな要素から、YOKEらしいクラシックさと品の良さを求めてたコレクションにしました。より上質さを求めながら、アート要素もあくまで生活に寄り添い馴染む事を意識していました。変化というより、むしろ本当にやりたい事をより追及し原点に戻ることで見えてきた新しい方向性に近いかもしれません。

会場には多くの方が集まり、ショーが終わると大きな拍手に包まれました。
夢から目標に変わり、そして実現。
やり遂げた姿は本当に格好良かった。
YOKEを支えるチームの皆さん、本当にお疲れ様でした。
すべてが本当に素晴らしいブランドです。
寺田さんとはショーが終わった後話す機会があったので、直接感想を伝えることができました。
その時に返ってきた言葉がとても印象的で、
「ひとまずホッとしました。ただ、ここからが本当の勝負。この舞台で続けていかなければいけない。だからこそもっといいものを生み出していきたい。」
話している姿を見て、次への覚悟を感じました。
引き続き「YOKE」をこの場所で伝えていきます。
THIRD PLACEの「YOKE」も伝えていきます。
そしてブランド、洋服だけではなく「人」も含めて伝えていきたいと思っています。
YOKEの26SSシーズンもすこしずつですが入荷しています。
今シーズンもわたしたちらしく、選びました。
ぜひ見にきていただけたら嬉しいです。

会場から出ると雨が止んでいて、虹がかかっていました。
あらためて、本当にいい一日でした。