TOZAOUのパンツ




TOZAOU(トザオウ)
"Leaning on Memories" 記憶に、もたれる
"A Soft Toy Held Close" 腕の中のぬいぐるみ
年老いてもハンガーラックにかかっているような一着を。
こんにちは。THIRD PLACEの窪野です。
今夜はTOZAOU(トザオウ)のアイテムをご紹介します。
TOZAOUはTHIRD PLACEのオープンから共にしていただいてるブランドです。
嬉しいことに、徐々にファンが増えてきていて、シーズン毎に楽しみにしている方も多くなってきました。
ですが、まだ知らない方に先ずは簡単にブランドのご説明をさせていただきます。
大阪を拠点に活動しているブランドで、デザイナーの魚里さんは紳士服製造出身の方。
お客さん一人ひとりの体に合わせてスーツやジャケット、コートなどを仕立てていることもあり、TOZAOUの服はサイズ感や身体への馴染み方がとても綺麗です。
それはブランドのホームページの一番下に書かれている
”Designed for everyone”(すべての人に向けてデザインされています)
Our products are made for anyone that will wear.”(当社の製品は、身に着けてくださるすべての方のために作られています。)
この言葉からも、TOZAOUが大切にしている考え方と、服そのものへの自信が伝わってきます。
ここまでがブランドの根幹です。





こうした仕立ての技術や考え方を軸に、デザイナーが日常生活の中での気づきや感じたことといったモノゴト(仕事・睡眠・食事・建築など)を服に落とし込んでいます。
日々生活する上で助かるディテールやクスッと笑ってしまうような部分など、他にはないユニークな視点がTOZAOUにはあります。
起床→歯磨き→朝食準備→洗濯→出勤準備→朝食→出勤→休憩→退社→夕飯→就寝
いつもの出勤ルートに、必ず同じ時間に一服している人がいるのにその時はいない時。
お昼休憩中のおじさんが着ている服のディテールが気になる。
そんな、普段なら気にも留めないような光景や服に、ふと違和感を持つ。
1日のルーティーンは、良くも悪くも流れ作業のようにあっという間に過ぎていきます。身体が覚えているからこそ、いつも見ている光景ほど流されてしまう。
TOZAOUは、そんな当たり前の日常の中にある小さな違和感や気づきを拾い上げ、服に落とし込んでいます。
リアルな部分とファッションの楽しさを改めて教えてくれるブランドです。


TOZAOU "Doorman Pants"
COL: DARK BROWN , CHARCOAL GRAY
SIZE: 1,2,3,4
¥34,000+TAX
そんなTOZAOUを知る上で、まず見ていただきたいのがパンツです。
セミワイドの綺麗なストレートシルエット。色違いで買い足したくなるような本当に綺麗なパンツ。
その理由は裁断の時点で少し普通とは違います。
張りが縦方向に出るようにパターンを90°回転させた状態で裁断を行っていて、パンツのドレープに縦の張りが加わることで立体的な補正がかかったシルエットになるように計算したデザインなんです。
一見すると分かりづらいですが、この”立体的”に見えるシルエットには、紳士服を作ってきた魚里さんの経験が表れているように感じます。
また、緯糸に糸の中心が空洞になっている中空糸を使った生地は軽く、空洞の中に空気を閉じ込めるため、温かさも保ちやすくなっています。
強度、速乾性のバランスが良く、シワになりにくい、ポリエステル素材を使用していて日常的に使いやすい点も好みです。


167cm : Size 2
僕は身長が高くない分、パンツのシルエットは特に気にします。太いパンツを履くと更に小さく見えるからです。
このパンツは僕の中ではちょうどよく、ジャスト寄りなトップスやゆとりのあるトップスまで幅広く対応してくれるので、たくさんの方に気に入っていただけると思います。
ここまでは普段使いしやすい綺麗なパンツという見え感ですが、これだけでは終わらないのがTOZAOUです。
寧ろここからが、僕が好きな部分。



ウエスト周りのデザイン。ここが一番の特徴です。
商品名にもある”Doorman Pants”は外れたドアの取手から着想しています。これはサイドのデザイン。
ウエストにはハイブランドや高級ホテルのような敷居の高い場所にいるドアマンが身につけている白手袋を掛けるフック。
そして、ベルトループ上にバックルピン(ツク棒)を通すピンループが付けられています。これがあることで動きによってベルトが上下左右にスライドすることなく、常にバックルをお腹の中心に留めることができます。(付ければ外からは見えないのでタックインした時も安心)
ウエストのツータックとバックにはダーツが左右一本ずつ入っているのでリラックスしながらも綺麗に見えます。
ウエスト周りの二つのフックには、普段使いしている人は恐らくいない白手袋に限らず、スカーフやバンダナ、鍵など、お好きなものを引っ掛けてください。
日常のふとした出来事を服に取り入れる。
ドアマンのようにその空間に馴染みながらも派手ではなくそこを守る存在。
綺麗を綺麗だけでは終わらない。
綺麗なものをさらに綺麗に見せるのではなく、綺麗なものをどう日常生活の中で使うのか。使いやすいのか。
仕立ての良さの軸がある上で、日常の気づきを取り入れる。
その、アイデアこそがTOZAOUならではのユニークな表現であり僕はTOZAOUの魅力だと思います。




155cm : Size 1




168cm : Size 3
今まではサイズ2と3のみセレクトしていましたが、レディースの方や175cm以上の方にも提案したいこともあり、今回からサイズ1と4もセレクトしました。
ウエスト / 股上 / 股下 / 裾幅
Size 1 : 74cm / 27.5cm / 71cm / 27cm
Size 2 : 76cm / 27.5cm / 71.5cm / 27cm
Size 3 : 78cm / 28cm / 74cm / 28cm
Size 4 : 82cm / 30cm / 76cm / 28.5cm
三浦155cmでサイズ1。僕は167cmでサイズ2。西脇は168cmでサイズ3。
160cm以下の方はサイズ1。
160cm以上175cm以下で細身の方やスッキリ目が好みの方はサイズ2。ややワイド目がお好きな方はサイズ3。
175cm以上の方はサイズ4。
ベルトでしっかりと締めて腰上で履くのがおすすめです。

最後ではありますが、冒頭で書かせていただいたTOZAOUのコンセプト。
その中に“Leaning on Memories” 「記憶に、もたれる」という文章があります。
この言葉なら、本来は「記憶に残る」という表現を選びそうなところを、あえて「もたれる」という言葉をチョイスしているところに、僕はTOZAOUらしさを感じます。
「記憶に残る」は、その服を着たことや、そのときの出来事が思い出として残っていくこと。
一方で「記憶に、もたれる」は、服そのものから安心感や心地よさを感じること。
TOZAOUの服は決して派手さはありません。
ですが、過去の温かい思い出にそっと体を預けてリラックスするような心地よさや、子供の頃、抱きしめるだけで無条件にホッとした「ぬいぐるみ」のような安心感があります。
単なる消耗品ではなく、ずっと人生に寄り添い、お守りのように残っていく「モノ」としての服。
THIRD PLACEには、最高級の生地を使用したブランドやランウェイを行っているブランドなど、日本、アメリカ、ヨーロッパから様々なブランドがあります。
規模の大きいところから、まだ小さいところまで。
僕はどちらも好きです。
大きいからこそ表現できることもあれば、まだ大きくないからこそ気が付けることもあるからです。
僕はTOZAOUのアイデアが好きです。そして服への新しい価値を教えてくれました。
だから僕が一番好きでブランド感も伝わるパンツから入ってください。
とても良いですから。