THIRD PLACEのCOLBO(コルボ)
こんにちは。THIRD PLACEの西脇です。
今日はCOLBO(コルボ)についてお話します。
そもそもサードプレイスでセレクトしている洋服は日本50%、海外50%の割合で構成しています。
海外ブランドの中でもTHIRD PLACEの核となるブランドのひとつがCOLBO(コルボ)です。
ブログでしっかりご紹介したことはありませんでしたが、すでにお店では多くのファンが生まれ、立ち上がりの日には仕入れた50%の洋服がなくなります。
SNSを通してブランドを知り、どんな洋服なのか、どういうブランドなのか、遠方からわざわざ来ていただき、実際にこの空気を確かめに来ていただける方が本当に多いです。
ではなぜ私は今海外に目を向け、なぜCOLBOだったのか。
そこからお話していこうと思います。
THIRD PLACEをはじめる前は国内ブランドを中心としたセレクトショップを経験しました。
A.PRESSE(アプレッセ)、COMESANDGOES(カムズアンドゴーズ)、COMOLI(コモリ)、DAIWA PIER39(ダイワピア)、ED ROBERT JUDSON(エドロバートジャドソン)、HERILL(ヘリル)、Hender Scheme(エンダースキーマ) 、is-ness(イズネス)KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン)、ROTOL(ロトル)、YOKE(ヨーク).....
2014年から全てのブランドではありませんが、ファーストシーズン(デビュー)やブランドが立ち上がってまもない時期から多くのブランドと一緒に仕事をさせていただきました。今思えば本当に良い時期に貴重な時間を過ごすことができたと思っています。自分がまだ20歳くらいから遊んでもらい、面倒をみてもらい(とても厳しかった笑)、いろいろなことを教えてもらい学びました。
自分の基礎となる部分は日本のブランドから学び、今に繋がるスタイルになっています。
今では誰もが知る日本を代表するブランドになっていたり、大きくなっているのを感じています。
そしてそんな日本のブランドが今、どんどん海外にチャレンジしています。
日本のものづくり、日本のファッションを世界に発信しています。間違いなく日本のブランドが世界に通用している時代になりました。
やはりそういう環境に身を置いていたこともあり海外への目線を自然に向けていくことになります。

ただ自分はブランドではなく、ショップの人間です。
バイヤー目線でいくとここ数年の成熟していく日本のブランドの良さを感じながらも、バイヤーとしては「何か物足りない」感覚も出てきました。
本当に良い意味で捉えていただきたいのですが、どれも良過ぎるんです。これは持論になりますが、今数あるブランドを見ても「どれか悪い」と思うものは極端にないんですよね。それはやはり日本のすごいところだと思いながらも、一人のファッション人間、バイヤーとしては「まだ見たことない」ものを探したい、そんな気持ちもずっと抱えていました。
ただ全てを変えたいと思っていたわけではありません。これまで培い、提案してきた洋服、スタイルを崩さずアップデートできる「何か新しくできる」洋服を求めていました。同時にそれが日本のブランドの洋服のスタイルに深みがでると思いました。
そこで思い切って視野を広げるため海外でのバイイングに飛び込んでいくことになります。

最初は特にコネクションがあるわけでもないので、SNSを通してまずは情報を集め、実際にDMやメールを送り「洋服を見せてくれないか」とノックしていきました。
もう服を見たくないと思うほど、もの凄い数のブランドと洋服を見ることができましたが、いろいろなブランドさんからは「道場破り」でもしに来たのかと思われたくらい、とにかくいろいろなところに突撃しました。笑
やっぱり行動してみて思ったのは「世界は広い」。シンプルにそう思いました。
本当にさまざまな人がいて、いろいろな異なる文化の背景を持った洋服がある。
まだまだ知らないことが多いんだと痛感しました。そして知らないことに出会うと嬉しくなるタイプなので、とにかく新しいことを知れていくことが楽しみになっていきました。
そして海外買い付けを毎年2回いくようになると、知り合いや友達も徐々に増えてきて、情報ももらえるようになりました。
前置きが長くなりましたが、そんなときに出会ったのがCOLBO(コルボ)。
コルボとの出会いは本当に大きい出来事でした。

COLBOは2021年に設立されたニューヨークを拠点とするブランド。
COLBOは、ヘブライ語で「デパートメントストア」を意味する言葉に由来しています̶「col」=「すべて」+「bo」=「その中に」̶
ファウンダー兼デザイナーであるタル・シルバースタイン。タルは元HED MAYNERでデザインやブランディングを手掛けていました。
80年代のイタリアンデザインとスピリチュアルな美学からインスパイアを受け、リラックスした雰囲気でありながら、カジュアルにもフォーマルにも着こなせるアイテムが多く、デザイナー自身の母国イスラエルや世界をヒッピーの様に旅した経験から絶妙な表情を生みだしています。

ブランドをはじめたタイミングでCOLBOのコンセプトを表現するショップをニューヨークに構えています。
創業当初から、Colboは「良い服」「美味しいコーヒー」そして「心地よい時間」を提供する場所として確立されてきました。
お店のロケーションも 「Dimes Square(ダイムズ・スクエア)」の中心に位置しています。ここは、ニューヨーク・タイムズ紙が「メディア、ファッション、アート、その他ダウンタウン・マンハッタンのあらゆる洗練されたカルチャーが交差する、活気あふれる遊び場」と表現した、注目のマイクロ・ネイバーフッドです。Colboは、このクリエイティブな人々が集う「行きつけの場所(ウォータリングホール)」として定着しています。
お店のあるOrchard streetは半径200~300mにAwake, Bode, Kartik Research, BRUT Vintageなど同ストリートの盛り上がりを印象づけるお店や、Scar's Pizzaや夜な夜なクリエイターが集まるASOKO Sake Bar, NYで1番有名なピクルス屋兼古書店のSweet Pickle Cluc、Bufoなど美味しいレストランも多くリアルなNYのライフスタイルが感じられるエリアで、その中でもCOLBOは情報発信地、コミュニティの中心地として常に地域の人や人目見ようと観光客が集まる場所です。
毎週、ローカルおよびゲストクリエイターによる限定ポップアップ、雑誌や書籍のローンチパーティー、アートやデザインの展示会など、さまざまなイベントを開催しています。
DJの友人たちを招いてレコードを流し、地元シェフによるスナックとともにワインも常に振る舞われます。夜が更けるにつれて、店の外まで人があふれ出すのも珍しくありません。
そして店内には、COLBOのコレクションに加えて、他のデザイナーのアイテムも厳選して取り扱っています。Hed Mayner、Camiel Fortgens、Karu、Adishなどが含まれ、カジュアルでありラグジュアリーな空有感を演出しています。過去にはこれらのデザイナーとコラボレーションした限定カプセルコレクションも展開しました。店の奥には、世界中から厳選されたヴィンテージアイテムも定期的に展示しています。
日本ブランドも多く取り扱っており、その中にHERILLやErnie Paloの洋服もあります。
タル自身COLBOは、ファッション、音楽、アート、食べ物や飲み物など様々なジャンルを一つの場所に集め、全感覚的な体験を提供する多分野にわたる空間と言っています。ここは買い物をする場所であるだけでなく、発見する場所、くつろぐ場所、そしてつながる場所でもあります。
洋服をきっかけに彼らと出会いましたが「人と場所」「コミュニティ」「さまざまな文化」への考え方が、こんなにもTHIRD PLACEとリンクし目指したいブランドはない、そう思いました。

僕はタルがとても好きで、彼はいつ会っても気持ちよく迎えてくれます。
THIRD PLACEの動向も見てくれていて、会わない時もメッセージのやり取りをしますが、私たちがやっていることに共感してくれるのは本当に嬉しいことです。
(余談ですが、日本に来たときにドン・キホーテが気に入ったみたいで、会うといつもドンキのメロディーを歌ってくれます。笑)
彼の懐の深さ、チャーミングさは、会うとみんな魅了され、気づいたら彼の周りには多くの人が集まります。パリでパーティーに招待してくれた時も会場から人が溢れ、500人以上が集まり警察が動く事態になるほど...。

この出会いが私が今のニューヨークを知ることになりました。
THIRD PLACEのCOLBO。
後編に続きます。
