最近気になること。
こんにちは。THIRD PLACEの西脇です。
最近「クリエイティブ」という言葉について考えることが増えました。
服屋として仕事をしていると、「クリエイティブ」という言葉はよく聞き、そして意外とよく使います。
スタイリングを組むこと。
写真を撮ること。
文章を書くこと。
お店の空間を作ること。
ブランドを選ぶこと。
もちろん、どれもクリエイティブな仕事だと思います。
でも最近、それだけではないような気がしています。

例えば、僕がブランドを選ぶとき。
単純に「この服がかっこいいから」という理由だけではなく、そのブランドがどこから生まれて、デザイナーが何を見て、何を考えて服を作っているのかを知りたいと思っています。
今年de dam foundationのデザイナーであるジョンとは、4回会う機会がありました。
彼は普段アムステルダムに住み、私は名古屋なので簡単には会えませんが、東京やパリでタイミングが合えば連絡を取り合って、一緒に食事をして、服の話だけではなく、街のことや、彼が見ているもの、考えていることについて話します。
そうやって知ったことを、自分たちなりに解釈して、お店でどう見せるのかを考える。
スタイリングを組み、言葉にして、お客さまに伝える。
その一連の中にも、僕は「クリエイティブ」があるんじゃないかと思うようになりました。

つまり、クリエイティブというのは、必ずしも「何もないところから新しいものを作ること」ではない。
すでにあるものを、自分の目で見て、自分なりに解釈する。
そこに別のものを組み合わせる。
そして、それまでとは違う意味や価値を持ったものとして、誰かに届ける。
僕にとっては、最近それが「クリエイティブ」という言葉に少し近づいてきています。
そして、これはTHIRD PLACEを始めてから、より強く考えるようになりました。

この一年、僕たちは自分たちらしい表現を続けながら、同時に売上や在庫、お客さんの反応とも向き合ってきました。
「自分たちが良いと思うものを表現すること」と「お客様に選んでもらうこと」。
どちらか一方だけでは、お店は続いていきません。
だからこそ、自分たちが良いと思うものを、どうすればお客様にとっての価値として届けられるのか。
どんなブランドを選ぶのか。
どうスタイリングするのか。
どんな言葉で伝えるのか。
どんなタイミングで見せるのか。
お店に来たときに、何を感じてもらうのか。
その一つひとつを考えて、組み合わせて、形にしていく。
それも僕にとっては、服屋としてのクリエイティブなのだと思います。
最近は、クリエイティブとは「表現すること」だけではなく、「価値をつくること」なのかもしれない、と考えています。
でも、まだその途中にいます。
答えを出すことよりも、日々の選択の中で少しずつ形にしていくことの方が、今の自分たちにとっては大事だと思っています。
今日はそんなひとりごとです。
