レディース始めます
こんにちは。THIRD PLACEの三浦です。
皆さん、BELPER(ベルパー)というブランドを覚えていますか?
昨年の11月にTHIRD PLACE別注のMA-1を販売しました。
その当時は限定メニューのみの展開でしたが、今シーズンよりインライン展開がスタートします。

まずはBELPERというブランドについて軽くお話しします。
そもそもTHIRD PLACEでBELPERを取り扱うきっかけになったのは、西脇と私がデザイナーの尾崎さんと以前から交流があったから。
西脇は友人関係。私はTHIRD PLACEへ来る前からお取引させていただいていたブランドで、かれこれ4年のお付き合いになります。
主にレディースとして展開しているブランドでしたので、初めてここでメンズサイズの別注を依頼した際はブランドとしてはとてもイレギュラーな企画だったと思います。笑
その時も尾崎さんは「面白そう!」と二つ返事で快く受け入れてくださり、発売日当日には東京から駆けつけてくれたりとものすごくお世話になりました。
そんなBELPERを次はTHIRD PLACEでしっかりやっていきたいと、この前の展示会の時にご相談させていただいた時も、「あんないい空間に置いてもらえるなんて!」と喜んでくださって私たちもとても嬉しかったです。
いつも突然の無茶振りでご迷惑をかけてばかりですが、どんな時も全力で取り組んでくださる尾崎さんに感謝です。本当にありがとうございます。
そしていよいよ今週末、そのBELPERを皆さんにお届けできる時が来ました。
ご存知だった方も、初めましての方もこれからどうぞ宜しくお願いいたします。






さて、ここから本題に入りますが、商品の話をする前にもう一つ前情報を頭に入れておいていただきたいと思います。
BELPERのコレクションは毎シーズン一つの映画をテーマに掲げ、その作品のストーリーや世界観、ファッションなどから受けたインスピレーションを洋服に落とし込んでいます。
26AWコレクションはマイク・ミルズ監督が手がけた2021年のアメリカ映画「C'MON C'MON」をもとに製作されました。
私も映画が好きなので、シーズン毎に変わる題材と、それがどんな風に服になっているのかという所もいつも楽しみにしています。

主演はホアキン・フェニックス。
ニューヨークでひとり暮らしをしていたホアキン演じるラジオジャーナリストのジョニー。9歳の甥ジェシーの面倒をみることになり、突如スタートした甥っ子との共同生活。
取材旅行に同行する中で、2人はぶつかり合いながらも心を通わせ、かけがえのない絆を育んでいく心温まるヒューマンドラマです。
前編モノクロ映像が印象的で、普段モノクロ映画を観ることがないのでとっても不思議な感覚でしたが、何気ない動きや表情がいつもより鮮明に見える気がしてとても良かったです。

「客観とは、主観とは、本質とは、それらの狭間で生まれる誤解や偶発性を表現。」
この作品を通してデザイナーの尾崎さんが感じた事を洋服を通して表現しています。
本コレクションは、完璧と思えたものの崩壊。不安定と思えるものに感じる美しさ。
素材の特性と向き合い、実験を繰り返しながら製作されたそうです。
主人公のジョニーが純粋無垢な子供達と言葉を交わす中で心動かされたように、デザイナー自身の実体験と照らし合わせながら、今リアルに感じている感情をプロダクトとしてカタチにしています。

この作品は私も大好きな一本で、これを機にまた観直そうかなと思っていますが、良かったら皆さんも一度見て観てください。
前置きが長くなりましたが、早速そのコレクションを見ていただきましょう。


“LAMB LEATHER JACKET”
COL: BLACK
SIZE: F
¥160,000 +TAX



“ROUNDED PLAID SHIRT”
COL: BLUE PLAID / BLACK GINGAM
SIZE: 1
¥33,000 +TAX


“REGULAR DENIM RINSE”
COL: INDIGO
SIZE: 1
¥40,000 +TAX


“REGULAR DENIM FADE”
COL: FADE INDIGO
SIZE: 1
¥49,000 +TAX
今シーズンの目玉となるのがレザージャケットです。
お店としてもレザーを強くプッシュしているシーズンでもありますので、レディースの皆さんにもご提案できるように今回セレクトしました。
ラムレザーを使用したスタイリッシュで上品なムードの一着。
一見シンプルに見えますが、最大の特徴は袖の切り替え。二重になった袖の上部は原皮の端を活かしたデザインで、無造作に切り落とされたようなニュアンスとカーブの形状が斬新ですよね。
シンプルさと大胆さのメリハリがBELPERらしいユニークな一着で、この一癖がとても良いアクセントになってくれます。


このなんか変な感じがBELPERの魅力だと思っていますし、割と長らくオーセンティックな洋服を扱ってきた私たちにとってはとても新鮮に映ります。
"一般的"とか"普通"とか、もともとあった洋服の固定概念みたいなものを崩してくれるような感覚があり、いつも新しい発見をくれます。
抽象的な説明で申し訳ないですが、こういったディティールにも注目して見ていただくと徐々にブランドの世界観が掴めると思います。
そしてレザージャケットはブランドとしても初のリリースだそうで、そんな貴重なタイミングでお取り扱いできることが嬉しいですし、一味違ったものを求めていた方にこちらをお勧めしたいです。
先ほど少し見ていただいた写真は、今期THIRD PLACEでセレクトしたアイテムたちですが、レザー以外にはシャツ、デニムなど私たちの好きなカジュアルなメニューを中心にご用意しました。
BELPERの服を見たことがある方は気付いたかもしれませんが、正直全然BELPERっぽくないセレクトをしていると思います。笑
どちらかというと華やかでデコラティブなアイテムが多く、もっとファッション的でモードなスタイルがファン皆さんに支持されているブランドだと思うのですが、私たちがいつも提案しているのはベーシックな服。
素材や生産背景、作り手の想いやルーツだったり、デザインとして見えにくい部分に拘っている私たちですので、どちらかというと対照的な提案をしているかのように見えるかもしれませんが、尾崎さんのもの作りに対する考え方や面白いと思う視点はとても近い所にあり、私たちはその根っこにある部分に共感することが多いです。

BELPERとしては普段私たちが提案しているようなプレーンなアイテム、所謂”普通”な洋服は少数かもしれませんが、THIRD PLACEでは今回BELPERの”削ぎ落とされた美しさ”という部分に注目してセレクトをしました。
オーセンティックなデニムやシャツもベルパーらしい視点で解釈することでユニークなデザインが生まれたり、一癖あるディティールが個性になったり。
唯一無二の一着として皆様にご提案できたらと思います。
もしかすると他のお店さんではこういう伝え方をしないのかもしれないですが、ここは私たちらしく、こういったブランドのスタンダードとなるアイテムたちを私たちも新たな基盤として大切にしていきたいです。

これらは9月12日(土)より店頭でご覧いただけるようになります。
オンラインストアでは在庫状況次第で同日の19時より発売開始いたしますので、遠方の方も是非。
これから沢山の方にご覧いただける事を楽しみにしています。