THIRD PLACE episode #4
こんにちは。西脇です。
前回ブログでは建築のお話をしましたが、その中で「備え付けのレジ台や棚をなくして欲しい」と言いました。ただ誤解のないようにいうと、空間として本当に何もない訳ではありません。建築の中で余白を大切にしてもらったからこそ生まれた、THIRD PLACEの什器のお話を今日はご紹介させてください。
名前は「CRISPY」「GOROMARU」「MATSUYAMA」。
ワードだけを見ると、なんのこと?笑 となりそうですが、THIRD PLACEに欠かせない存在です。



まずは入口に入ると現れる、「CRISPY」。
竹の産地、滋賀県から集めていただいて完成したTHIRD PLACEの島です。
緑の竹3本×3列のデザインがポイントで、周りには御座が巻かれています。
みなさんにもさっそくベンチのように使っていただき、THIRD PLACEにきたらここに荷物を置いて座って話して、思い思い過ごしていただいています。
ちなみに高さが33.3cm。全てサードプレイスにちなんで3で統一。
言われないと絶対にわからない(笑) こだわりが隠れています。
ちなみに名前の由来、形はここからきています。




続いて兄弟的な存在の「GOROMARU(ラグビーボール)」と「MATSUYAMA(ゴルフボール)」。
インパクト抜群のGOROMARUはTHIRD PLACEの人気者。
(ちなみにゴルフボールはブリヂストン、ラグビーボールはモルテンです。)
THIRD PLACEで欠かせない収納の役割を果たし、上には商品を置いたり、服が畳めたりと日々の私たちを支えてくれる力持ちなGOROMARU。
対して弟のMATUSYAMAはとても気が利く存在。全部で4つの引き出しと、PC台になっているので細かな作業をここでやります。4つのうち1つは隠れた引き出しになっていて、定期的に内容を変えながらスペシャルな商品(裏メニュー)を用意しています。
中身はお店に来ていただいた時のお楽しみです。
どちらもこの空間の余白を最大限生かすことができるようにキャスターを付けてもらい可動式にしてもらいました。その時々に合わせて配置を決めたかったのでそういった部分も叶えていただきました。
ちなみにGOROMARUとMATSUYAMAを命名したのはうちのスタッフ(笑) 完成したのを見た時に思わず言ってくれたことが、満場一致で決まりました。

さてざっとご紹介しましたが、什器も建築同様に小林さんのデザイン。
什器を考える上で共通して大事にしたのが、ただ価値があるものを選び、置く、ではなく、この場所に必要なことをなにか、でした。
見てもらったらわかると思うのですが、一見斬新なデザインでも使っている素材や形はどこか身近に感じるものを選んでいるので、親近感もあると思います。
例えばサードプレイスの一つである公園→ボールといった発想からGOROMARUやMATUSYAMAのディテールが決まり、ユーモア、特徴を持たせながら空間とコンセプトに結びつけていただきました。
「CRISPY」で言えば3でディテールを統一していることで、私が大事にしていて伝えたい、「一見普通だけど特徴があるスタイル」にリンクしていると思っていて、この「分かりづらさ」を面白がっていただけると、とても嬉しいです。
また照明も私の地元である岐阜和紙職人さんが作るライトを選んでもらい自分のルーツにも結びつけていたりします。本当に色々な意味で濃い空間になっていると思っています。




今回この3つを製作していただいたのが現在八王子を拠点に活動されているハルトさん。
「どれも曲者でした笑」とだいぶ苦戦されたみたいですが、時間がない中、無事完成まで引き受けていただき本当にありがとうございました。
ハルトさん自身もとても面白い方で、今後どのようなプロダクトを生み出されていくのか楽しみです。気になる方はぜひこちらのリンクよりご覧ください。

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